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『生理が不順気味で卵子が十分に成熟せず、排卵障害があることがわかりました』
◎プロフィール
25歳で結婚。18歳のころ、ダイエットをしたのがきっかけで、
それまで順調だった生理が不順気味になり、遅れることがたびたびあった。
結婚後、生理不順がひどくなり、2ヶ月近く生理がこないことも。
子供が早く欲しいと思っていたため、27歳で生まれて初めて産婦人科を受診する。
◎チェック!
受診のきっかけ⇒25歳ころから生理不順がひどくなり、2ヶ月くらいこないことも。
初診⇒一般的な不妊検査は約2~3ヶ月かかる。基礎体温表を毎朝つけるように医師から言われ、さっそく始める。
検査⇒排卵のないことが心配され、ホルモンの検査で軽い排卵障害であることがわかる。
診断⇒クロミッドという排卵誘発剤の服用で排卵を起こせば、妊娠可能とわかる。
「基礎体温表をつけることが不妊検査には重要だった」
【受診のきっかけ】
春奈さんの生理は結婚をした25歳ころから、ひどくなっていった。
それまでも30日でくることもあれば、40日こないこともあった。
だが、結婚後は2ヶ月近く間が開くことも増えてきた。
「子供が早く欲しかったので、生理が不順なままでは、子供ができないと思い、
思いきって産婦人科を初めて受診することにしました。」
【初診】
春奈さんが受診したのは、不妊症治療の看板を掲げている総合病院の産婦人科だった。
春奈さん一人で出かけた。初診時の検査は、
問診⇒結婚年齢・年数、避妊期間の有無、妊娠や分娩の有無、過去の病気や手術の有無、家族歴など。
視診⇒体型、肥満度、乳房の発育状態や発毛状態を観察する。
内診⇒腹壁と膣内から手で触って子宮や卵巣の状態をチェック。
超音波⇒経膣式超音波断層法が一般的で、膣からプローベと呼ばれる棒状のものを挿入し、子宮や卵巣の様子を見る。
春奈さんの場合、
子宮内膜組織検査⇒子宮内膜の組織を採取して顕微鏡で調べ、着床の準備ができているかどうかを調べる。
クラミジア感染症⇒性感染症のひとつで、感染すると卵管の癒着など、女性の不妊症の原因となる。
子宮ガン検査⇒おもに子宮頸ガンの検査。子宮頸管の組織を採取して調べる。
血液検査⇒卵巣機能、子宮内膜症、ホルモンの状態などを調べる。
尿検査⇒妊娠の有無を確認するほか、内科的な検査も。
なども行った。
春奈さんは、医師から「基礎体温表をつけてください。不妊検査の大切な資料になりますから。
特に生理が不順な場合は、排卵があるかないかや、排卵の時期を知るためにもとても重要です」と言われる。
基礎体温表⇒不妊症の一般的な検査は性周期に合わせて行われるため基礎体温表で確認しながら進める。
基礎体温表からは排卵の有無、卵巣機能の様子などもわかる。
基礎体温は毎朝目覚めたら、そのまま布団の中で測る。
「初診時は、前回の生理から30日近くもたっていましたので、できない検査がありました。
生理の周期に合わせて、その時期ごとに行える検査が違うそうです。
一般的な不妊の検査をひととおり終えるには、2~3ヶ月はかかると聞いて、そんなに時間がかかるのかと驚きました。」
【検査】
一般的な不妊検査は、それぞれ行える時期が決まっている。
生理終了後から排卵までに行うのは、
子宮卵管造影法⇒子宮口から造影剤を流し入れ、レントゲンを撮る。卵管の状態を見る代表的な検査。
卵管の通気・通水検査⇒卵管が通っているかを調べる、もっとも簡単な方法。
通気検査は子宮の入り口から炭酸ガスを、通水検査は生理食塩水などを入れて調べる。
卵管内視鏡⇒先端にバルーンのついた直径1mmほどの細い内視鏡(ファイバースコープ)を膣から挿入
し、卵管の内側を押し広げて見る検査。卵管の中を観察するほかに、閉塞した卵管を開通させる治療的な側面もある。
子宮鏡検査⇒直径3mm程度のファイバースコープを子宮頸管から挿入して、子宮内の状態を観察する。
など。
排卵日の3~4日前から排卵日の間は、
子宮頸管粘液検査⇒子宮頸管から粘液を採取して、粘液の量や粘り気から排卵が正常か調べる。
血液検査(卵胞ホルモン検査)など。
排卵が予想される日には
ヒューナー検査⇒直接性交後、膣の分泌物や子宮頸管粘液を採取し精子がいるか元気に動いているのかの検査。
フーナーテストともいう。
排卵後、高温期に入って5~10日後には、子宮内膜組織検査、血液検査(黄体ホルモン検査)など。
生理中は
ホルモン基礎値検査⇒採血して、血液中のホルモンの量を測定し、正常に分泌されているかを調べる。
月経血結核菌培養検査⇒膣内の月経血を培養し、結核菌の有無を調べる。
などを行う。
ホルモンによって検査期間が異なる
ホルモン負荷試験⇒あるホルモンを投与して、それに対して各器官がどのように反応するかを見る。
もある。
「基礎体温計と基礎体温表を買い求め、つけ始めました。
毎朝、基礎体温計を口にくわえるのが習慣になるまでは、ちょっと大変でした。」
初診から約2ヶ月後、春奈さんは5回目の受診に向かった。