不妊症を克服体験⑧木田沙紀(30歳)受診・転院
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不妊症を克服体験⑧木田沙紀(30歳)受診・転院

『クラミジア感染症で、気づいたときには不妊症に・・・・・』

◎プロフィール

22歳で繊維会社に就職。
26歳、アパレルメーカーに勤める夫と結婚。
結婚前まで、生理は順調だった。
結婚2年、28歳で子供ができないことを心配し、産婦人科を初めて受診する。
そのときには、生理痛、おりものなど、気になる症状があった。

◎チェック

受信のきっかけ⇒結婚2年で妊娠しないため検査を。
検査⇒子宮頸管炎と言われ抗生剤を服用。
転院⇒症状がよくならず、さらに悪くなっているように感じたため、転院し検査。
原因⇒クラミジア感染症とわかる。そのため卵管に炎症が起こり、不妊の原因になっていた。
治療⇒抗生剤と漢方薬の併用で治療。夫も治療する。
不妊治療⇒注射による卵胞刺激ホルモン剤で排卵を促し、タイミング療法で5ヶ月後に妊娠。

『妊娠どころか我慢できない排卵痛が・・・・・』

【受診】
ことの始まりは沙紀さんが28歳のときだった。
2歳年上の夫と結婚して3年目。
ふたりとも子供が欲しかったにもかかわらず、妊娠の兆候が2年たってもまったくない。

おりもの⇒クラミジア感染症の自覚症状として、不正出血やおりものの増加がある。
ただし、クラミジア感染症は自覚症状が少なく、感染していても気づかないことが多い。

が増え、軽い

下腹部痛⇒クラミジアに感染すると、子宮頸管や卵管、
あるいはその周囲に炎症を起こし、下腹部が痛むことがある。

やそれまでになかった生理痛も感じるように。
夫に相談すると、夫も子供が欲しかったこともあり「そうだね、一度病院に行ってみたら」と答えた。
沙紀さんが受診したのは近所の産婦人科だった。

医師からの説明は「たぶん、お子さんができないのは、

子宮頸管⇒クラミジア感染症が子宮の入り口である子宮頸管にとどまって
いるうちは、まだ治療がしやすい。症状が進むと、卵管が閉塞したり、卵管周囲に癒着が起こる。
さらに進むと、肝臓の周辺にまで炎症がおよび、肝周囲炎などを併発しやすくなる。

が炎症を起こしているからでしょう。おりものが増えたのも、その影響だと思います。

抗生剤⇒クラミジアの治療には、テトラサイクリン系の抗生剤や
マクロライド系の抗生剤やニューキノロン系の抗菌剤を用いる。
沙紀さんが処方された抗生剤も同様の効き目があった可能性も。

を出しますから、しばらく飲んでください」というものだった。

2ヶ月ほど通院し、抗生剤を飲み続けたあと、医師から子宮頸管の炎症はほぼ治ったと診断される。

「ところが、いっときは治まっていたおりものが再開し、においまで気になるようになりました。

それに、排卵期⇒卵管が閉塞したり、卵管周囲に癒着が起こっていると、
排卵時に痛むことがある。

だと思えるころに起こる下腹部の痛みが増し、それだけでなく生理痛もひどくなっていきました。
症状は治まるどころか、ひどくなるばかり。子宮頸管炎が治ったという診断も疑わしく思えました。
これでは妊娠どころではありません。」

【転院】
沙紀さんは本で病院を探し、会社の近くにある産婦人科専門クリニックを訪ねた。
このとき、排卵期と生理の時期に起こる激しい下腹部痛に加え、排尿時に痛みに近い

違和感⇒子宮周辺、卵管周辺に、クラミジアが深く侵入していると、
排尿時に痛みを感じることがある。

を覚えるようになっていた。

「先生に『とにかくこの痛みを何とかしてください』と訴えたのを覚えています。
先生は経過をていねいに聞いてくださったあと、経膣超音波で画面を私に見えるようにして、
診察しながら説明をしてくれました。」

ほかにがん、膣や子宮頸管部の

抗原検査(こうげんけんさ)⇒膣から超音波で子宮頸管の様子を確認しながら、
子宮頸管上皮を採取してクラミジアの病原体がいるかどうかを調べる。これを抗原検査という。
検査の結果が陽性の場合、ほとんど間違いなくクラミジア感染症にかかっているといえる。

血液検査、尿検査を行った。

「内診で見たところでは、子宮頸管の炎症は治っていますね。ただ、超音波で見ると卵管が炎症を起こしています。

血液検査⇒クラミジア抗体の有無で感染したことがあるかどうかを調べる。
抗体があれば過去に感染したことがあるということに。抗原検査で子宮頸管に感染が認められなくても
ほかの場所に感染している可能性が残る。その場合、抗体検査で体の中に病原体がいるかどうかを
調べる。ただし、抗体検査では、病原体の居場所を特定することはできない。
また、過去に感染していたことはわかっても、現在も病原体が残っているかどうかは正確にわからない。
通常、症状があって、抗体検査が陽性の場合は、治療を行う。

の結果を見て治療しましょう。」という初診時の医師の説明だった。
2日後、再びクリニックを訪ねた沙紀さんは、思ってもいなかった結果を聞かされる。

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