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『ホルモン剤の休薬期間に排卵誘発剤による不妊治療を』
【不妊治療へ】
「ホルモン剤を半年使用したあと、休薬期間が妊娠のチャンスと不妊治療に通いました。
排卵誘発剤を使って妊娠の可能性を上げるというものでした。最初に用いたのは
クロミッド⇒クロミッドは弱い卵胞ホルモン(エストロゲン)作用をもち、
視床下部(ししょうかぶ)に働いて、卵胞の発育を促す。
通常、月経の5日目から1日1~3錠を5日間服用する。
という錠剤でした。」
生理5日目から5日間服用する。排卵が起こる日は個人差が大きいため、
病院へ通って経膣超音波で卵子の直径を測り、排卵日を推定する。
卵子の直径が20mmを超えれば排卵が近い。
その排卵日に合わせてセックスをするというタイミング療法だ。
「排卵誘発剤によるタイミング療法を始めて間もなく、また生理痛が始まりました。
痛みを耐えながらの不妊治療はつらかった・・・・・・・」
【次の治療】
幸子さんは医師のアドバイスに従い、今までのクロミッドから、
HMG⇒ヒト閉経ゴナドトロビンというホルモンのこと。
という注射による排卵誘発剤に変えた。
排卵しているのに妊娠しない場合は、卵子の質が悪いことが考えられる。
このHMGというホルモン剤は受精しやすい卵子をつくるのに有効といわれている。
HMGを生理開始3日目から1日おきに注射する。そして、卵子が十分発育できたら
HCG⇒ヒト絨毛性ゴナドトロピンというホルモンのこと。卵胞を破裂させる作用をもつ。
というホルモン剤を筋肉注射し、排卵を促す。
「この方法だと、クロミッドによるタイミング療法よりも妊娠率が高くなるということでした。
生理のたびにやってくる痛さから逃れるためには、早く妊娠するしかないと思い、
来る日も来る日も病院に通いました。」
スプレキュア使用を中止し、タイミング療法を始めて半年がたった。
幸子さんは生理痛が苦しいため、半年間、妊娠をあきらめてスプレキュアを再度使用しようかと
考えていたときだった。
「病院でおめでとうと言われたときには、一瞬何のことかわかりませんでした。
でも次の瞬間、『よかった、これで痛みからも排卵誘発剤からも開放される』と思ったのを覚えています。」
幸子さんは無事、30歳で赤ちゃんを出産した。
産前、産後1年以上、生理が止まっていたこともあって、今は子宮内膜症の痛みはないという。