« 不妊症を克服体験⑫下池由美(29歳)受診・検査治療 | あれ不妊症?不妊症治療10年!僕たちの日記トップページ
仲のいい友人が次々と妊娠していって
【つらい時期】
由美さんが病院へ通い始めてしばらくしたころ、近所で仲のいい友人たちが、
次々とふたりめを妊娠した話を聞かされる。
「幼稚園のことを考えると、きょうだいで通える2歳差がいいわよね。」
「4~5歳離れると、きょうだいで遊べなくなるわよ。」
「育児期間が長いと年をとってしまい、仕事が見つからないみたいよ。」
という言葉を耳にするたびに、由美さんは焦る気持ちが強まった。
自宅に戻り基礎体温表を見つめ、憂鬱になることも多かったという。
「きっと、ひとりめを妊娠しなくて不妊治療に通っている方から見ると
『いいじゃない、ひとりは子供がいるんだから』って思われるかもしれないけれど、
ひとりっ子だと周囲から『ひとりでラクしようと思って避妊してるんじゃないの』って
目で見られるんです。」
実際に、近所の人から「きょうだいがいないと子供がかわいそうよ。何でつくらないの?」と
露骨に言われたこともあるという。
「何か言われるたびに傷ついていました。ひとりめ不妊もふたりめ不妊もつらいのは
同じだと思います。周囲からのプレッシャーも同じです。」
あまり子供のことばかり考えるのも、かえってよくないと判断し、
由美さんは託児所付きの仕事を始めようと面接に出かけた。
通院を開始して約半年が経過していた。
【妊娠】
「4回目の排卵誘発剤を飲んだところで妊娠できたんです。
3回目にだめだったときはがっくりして、もう妊娠できないのかしらと落ち込みました。
でも、あきらめず治療を続けてよかった。
妊娠のことばかり考えず、気分を変えて仕事を始めようとリラックスしたことが、
よい結果を生んだのかもしれません。」
その後妊娠期間は順調だった。
そして、由美さんは29歳の誕生日を迎えた1週間後、無事、2950gの赤ちゃんを出産した。